北岳
富士山の次に高い白峰三山、北の山
標高3,193m、北岳は、保水性と通気性を兼ね備えた地質を持ち、高山植物の宝庫。間ノ岳、農鳥岳とともに「南アルプスの盟主」と呼ばれる。白峰三山は人気のある山だが、南アルプスは、北アルプスに比べ、人が少なく落ち着いた印象で好きな地域だ。北アルプスほど急峻な岩稜地帯はないが、山懐が深く、登山道も未整備だったりで雄大な自然を楽しめる。
白根御池小屋から北岳肩の小屋
甲府駅から南アルプス登山バスに乗り広河原まで、ビジターセンターで高低差1,600m以上の登山に備えてから、北岳山頂を目指し歩き始める。まずは白根御池小屋に到着。のんびりテント泊。
翌朝、珍しく雲ひとつない快晴、ナイス。南アルプスの天然水を飲み、北岳肩の小屋、山頂を目指す。
草スベリのコースから登ることにした。背の高い高山植物が生い茂る急坂の道だが、そこまで厳しくはない。下りは注意が必要かもしれない。
北岳山頂へ テント泊
草すべりを抜け、肩の小屋までの稜線は、快晴の中、思わず大声で歌いたくなる衝動にかられてしまう、鼻歌程度に抑え気持ちよく歩く事が出来た。
肩の小屋にテントを張り、荷物をデポして山頂へ、風もなく、滅多にない青空の下、登山者たちは各々写真を撮ったり、「あそこに見えるのは仙丈ヶ岳だよ、その先に北アルプス、あれが穂高岳で、あれは槍かな…、」という具合に、山頂ではよくある光景だが、とても和やかな空気が流れていた。
北岳山荘の方まで散策した後、テントに戻る。夕飯は、α米とドライフーズの「畑のカレー」、それと卵を茹でて食べた。カレーは本格的な味がした。ぼちぼち日が暮れてくる、こんな天気の日に来れたこと、感謝。
下山
翌朝も快晴、ご来光も拝ませてもらい、早々に下山。ゆとりを持って楽しむ事が出来た。
2009.