エジプト一人旅 ~カイロ~

CAIRO
エジプトへ 初めての海外一人旅
羽田→関空→ドバイ→カイロの格安航空券を購入し、約一ヶ月の滞在期間を何も決めず気ままに過ごそうと計画し出発。
入国手続きは案外あっさりとしていてホッとしたが、外は暗い、、初めて感じる砂混じりの空気と見慣れない客引き達、なんとなく独特(香辛料?気のせい?)な匂いがする。心が躍っていた。
なんとか宿へ到着した頃には興奮と緊張で腹痛に見舞われトイレへ、エジプトでは紙は備え付けの屑箱へ入れるのだが、その時、知る由もなし。供用のバルコニーで寛いでから、イヤフォンをして井上陽水を聞きながら眠る。心ぼそかったなあ。

ヴェニス細川家

宿から(夜)

宿から(昼)
ちょっと引きこもり → 散策
明け方、アザーンで目が覚めた、アザーンとはイスラム教の礼拝時間を告げる呼びかけ放送のこと。早朝から異国情緒が凄い。
滞在期間はたっぷりあるし、外は恐いし暑いし変な人が話し掛けてくるし、、出たくない、などと元も子もないことを思いつつ、最初の数日は宿でごろごろ、ご飯を食べに近くをうろうろするだけ、アイスクリームとフルーツジュースは美味しかった。それと、エジプトの大衆料理コシャリは、安くて満腹になる。徐々に距離を伸ばしタハリール広場や考古学博物館、電車でコプト教(原初のキリスト教)の聖ジョージ修道院へ行ったりした。カイロの街は活気があり、文化の違いを感じるのは面白く、歩いているだけで楽しかった。

ジュース屋の果物

その場で絞る

肉屋

MARI GIRGIS

Tahrir Square
エジプトと言えば
ピラミッド!そろそろ行ってみようかしら。同じ宿に泊っていた世界1周旅行中の日本人3人組と、4人の方が割安だからとレセプションへツアーを申し込む。車でギザの三大ピラミッド・サッカーラの屈折ピラミッド・メンフィス(ラムセス2世の巨像など)・ダハシュールの階段ピラミッドと主要箇所を周るプラン。ギザでラクダに乗ってピラミッドを見た。とても大きい、これを人間が作ったのか、、と思うのみ。残りの遺跡もテンポよく周る。
同行した3人とはその後も宿でトランプをしたり、夜、呑みに行ったりした。

たぶん客待ち

ラクダに乗る人とスピーカー

ラクダに乗ってピラミッド

ラムセス2世の石像

Great Pyramid of Giza
ピラミッド
金字塔という言葉、ピラミッドが和訳でそう呼ばれていた事からの比喩だったとは知らなかった。エジプトにピラミッドは2015年時で140基発見されている。こんなに沢山、何のために、どのように作ったのだろうか。世界の七不思議の一に挙げられるギザの大ピラミッドは、紀元前2560年頃に20年前後で建築されたと言われており、円周率や黄金率や光の伝搬速度を示す数値までが内包されているらしい、例えば、ピラミッドの一辺の長さをピラミッドの高さで半分に割ると、円周率πの値に極めて近い数字が算出される、古代エジプト人は円周率を知っていたのだろうか。。謎は多い。
「ピラミッドはテトラポットである」説、「星座と全く同じ配置」説、「巨人がピラミッドを作った」説、「整形した石は実は表面付近だけ」説。様々な考察があり、好奇心がくすぐられるピラミッド、そして古代エジプト文明。私が実際に行って感じたこと、確かに知っていることと言えば、それは、ピラミッドの内部はとても臭かった。

Restaurant Farous
そろそろ拠点を変えよう
カイロに来て1週間程、そろそろルクソールにでも、と考えていたのだが、知り合った3人はダハブへ行くとのこと。ルクソールは遺跡が沢山あり、行くべき所ではある。一方、ダハブは海、リゾート地。検討した結果、予定変更、ルクソールは後回しに、まずはダハブへ。その2へ
2010.3