エジプト一人旅2 ~ダハブ~

路上
地球一周中の旅人とダハブへ
深夜、3人と夜行バスに乗りカイロから東へ9時間。うとうとしながら外を眺めると暗闇の中に地平線のみがぼんやりと浮かんでいる。そうだった、砂漠なのだった、と思った。明るくなり、赤茶色の山々が姿を現す。ダハブへ到着。
ダハブはシナイ半島東部に位置し、イスラエル、ヨルダンとの中継地、物価も安いリゾートとしてバックパッカーが集まってくる所、居心地がエクサレントで、旅人が沈没する恐れのある村。ブルーホール(直径60m、深さ130m)というダイビングスポットがある。

at Dahab

噴水

セブンヘブン ラウンジ

セブンヘブン

紅海 宿から

海岸沿い1

海岸沿い2
ダハブで
バスを降りると連れの一人が、客引きの中から、あらかじめ決めていた宿のスタッフを探し出し、そこまで車で連れて行ってもらった。セブンヘブンは宿泊(一泊 300円くらい)と、セットでダイビングの免許が格安(日本では10万円はかかる所、3万円程度らしい、しかも宿泊代値引きと真水シャワー付き)で取れるとのことで3人はそちらを。私はシュノーケリングなので通常料金。この宿は世界を放浪中の日本人が沢山泊まりに来る。私の1ヶ月の旅行なんて、取るに足らない。
青空の下、毎日海沿いのレストランや屋台で海の幸(1食400円くらい)とビールをいただき、シーシャ(水タバコ)を嗜み、読書をしたり散歩をしてお茶目なエジプシャンと戯れて過ごす。wifi環境も整っていたし、設備はぼろだが、文句なし。ダハブのシャワーは基本的には海水。。(笑) そして、夜になると、宿泊客で集まって大人数で夕飯を食べて団欒をする。話したい事だけ話せば良いし、嫌なら誰も干渉しない。毎日新しい人が来て、誰かがいなくなる。印象に残る人がいた、私が外で読書をしていると、部屋から出てきて紅茶の茶ガラをゴミ箱に捨てて行く仙人ヒゲをたくわえた瘦せ型の男性。毎日夜になると庭先で紐の先に重りが付いた道具 “ポイ” をスンスンスンスン振りまわす。とても親切な方であった。

朝食
このまま帰国したくない
気が付くと一週間、何もしていない。根が張りそう。皆が口にしている「恋するダハブ」、人見知りの私にも、なんとなくわかる気がしていた。ある日、仲間とバックギャモンをしながら世間話をしている最中、ふと思った。日本人が沢山集まるこの場所に、帰るまで居るのはもったいない、もっと海外の醍醐味を味わいたい、、そろそろ当初予定していたルクソールへ行こう。行動だ。まず近くのシナイ山に登りご来光を見てから、ダハブを発つ事に決めた。また夜行バスで、今度は18時間、、ルクソールへ向かう。そして、カイロから一緒の3人とはお別れ。出会えて良かったです。
シナイ山
モーセが神から十戒を授かったとされる場所。正確な場所は定かではない。今回登るジェベル・ムーサーはモーセに関わる伝承を持つ泉や岩が数多く存在し土地の人々の信仰の対象となっている。ぎゅうぎゅう詰めの送迎車で登山口まで行き、暗いうちに山頂を目指す。登山といっても、思っていたほどキツくはなく、ラクダを横目に山頂へ。明るくなってくると壮大な景色が広がっていた。

休憩所内 コーラを飲む

休憩所

山頂

ご来光

夜明け

人が沢山