食べる中心のフランス旅行

滞在したアパルトマン
アパルトマンを借りてフランス、パリ
芸術・ファッション、様々な文化の発祥地フランス。パリ20区は東京23区と比べると、世田谷区と同じくらいの面積という、小さな街。交通はメトロやバス、トラムに、セーヌ川を通るバトーバスなど沢山あるが、歩いて回るのもまた楽しい。
せっかく飛行機で12時間かけて行くのなら、なるべく長期間滞在したいと思っていた。約1ヶ月、アパルトマンを借りて現地の暮らしにほんの少し寄り添う形で旅をする。。
日本人が管理するこころ強いサイト、”パリシェモア”は、清潔で住みよい物件を紹介してくれる。現地の案内も全て日本人が対応してくれるので安心だ。jacques bohsergent駅からスーツケースを引きづりたどり着いた私の部屋は、バスタブ付きで大きな窓から陽射しの入る快適な部屋だった。古い建物で、いちいち素敵で、廊下のタイルやドアノブなどをじっくり観察したくなる。

ルーブル美術館からの眺め

リュクサンブール公園
公園を散歩、お茶をして、買い物をし、自炊
パリ市内で最大級の大きさを誇るリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)はよく整備されているし、池の周りにベンチが配してありとても寛げる場所。その他にも、ベンチが沢山あって、人が思い思いに時を過ごすパリの公園が好きだ。
パリでの暮らしの中で、フルーツや野菜の種類の豊富さ、安さには目を見張った。(フルーツは、スペインなどからの輸入物が多いらしい)パリは物価、地価が東京並みに高いというけれど、自炊すれば食費はかなり抑えられるのではないかな。もちろん、お店に入る事はパリ旅行の醍醐味ではあるけれど。。マルシェは量り売りが基本でkg単位の表記が多いが、100gから、または1個からなど少量での購入も可能。必ずお店の人へ挨拶をして、アイコンタクトでスムーズに買い物することが出来た。
パリには本当に沢山のカフェがあり、いわゆるチェーン店より、個性の際立つお店が無数にあって、カフェでは外の席の方が、料金が安い場合もあり、賑わいがある感じ。人気のパンやケーキを扱うお店、ジェラール・ミュロ(Gérard Muro)のクロワッサンのサクサク感に感動した。

ジェラール・ミュロ

自炊料理

ウルティエでプチデジュネ(朝ごはん)

アパルトマンで朝ごはん

クロックムッシュ ボリュームたっぷり

アパルトマンの廊下

手入れされた公園

ビストロのカウンター

牛肉のタルタルステーキ
パリのビストロ
席と席の間が狭くても不思議と気にならないパリのビストロ、言葉がわからないからかもしれないけれど。フランス人は、比較的おおらかであまり他人の事に気をとめない。こちらを意識していない → 眼中にない → だから自分も気にしなくても良いという好循環が生まれている気がした。日本の”空気を読む”とかは通じないだろう。
そうかと思えば、フランスで隣の席どうしに座った事から国際結婚に至ったご夫婦(友人)もいる。
とあるビストロでは、今や日本ではお目にかかれない牛肉のタルタルステーキををいただく、新鮮な生の牛肉にケッパー、エシャレット、胡椒、チーズなど、混ぜながら食す。マグロのすき身の様で思いの外さっぱりしていてスイスイ食べてしまう。が、胃もたれ注意。それと、訪れたお店はどこも付け合わせの野菜のドレッシングが美味しかったりもした。
また、サンルイ島にある老舗のアイスクリーム屋さんベルティヨン(Berthillon)は、フレーバーが沢山あり、味を決めるのにとても迷う。嬉しい悩み。こちらは40数年前、パリに行った父お勧めのお店で、実際に訪れ、食べることが出来て幸せだった。パリでいただいた物は、どれも美味しい物ばかりだ。

ベルティヨン

ピンクグレープフルーツとピスターシュのアイスクリーム

サロン・ド・テ併設のパン屋

パン屋のエクレアやタルト 大ぶりで価格もお手ごろ!

ヴァンヴの蚤の市

ヴァンヴの蚤の市2

使う予定のない物を買ってしまう
ヴァンヴの蚤の市とモンパルナス
天気の良い日に、行きたかったヴァンヴの蚤の市(クリニャンクール、モントルイユと合わせて3大蚤の市と呼ばれているらしい。)へ、凄い人ごみ。品物の山が至る所に広がる、片付けるの大変だろうな(笑)一見ガラクタの様な物の中から掘り出しものを見つける宝探しの感覚を味わう。日本人もとても多くて、よくすれ違った。謎の話しかけてくるフランス人をかわしながらピンとくるもの、一体何に使うのだろう、目的を持たずに品々を購入した。
モンパルナスは、ブルターニュ地方への玄関口、周辺にはクレープ屋さんが多い、josselinというお店へ入ることにした。こちらは日本語のメニューあり。

モンパルナスのクレープ

じゃんじゃん焼く姉さん

バスチーユ広場のマルシエ
大きな本場マルシエへ
郊外に向かう電車からは、牛がのんびりしている風景が見える。さすが酪農大国フランス、と思う。バスチーユ広場のマルシエ(当時、木・日開催)は比較的とても大きいマルシエで、新鮮な肉、魚、野菜、フルーツ、チーズ、エピスリーなどが何でも揃う。大きなロティサリーチキンは、一人で食べきれないので断念。とても美味しいチーズをゲット。

新鮮な野菜

チーズ売り場

ロティサリーチキン
市立近代美術館
オルセー美術館ではゴッホの惜しみない絵の具使いに驚き、ルーブル美術館を鑑賞してから近くのカフェでクロックムッシュを食べたりしたが、数ある美術館の中でも、市立近代美術館は、無料で入る事が出来、ピカソ、マティス、モディリアーニ、ユトリロなどの作品がたくさん展示されている。しかも広くて空いていた。本当に無料でいいの?

近代美術館のカフェ

陶芸作品

サレ・マティス
2009.